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Profile

川島 基宏(かわしま もとひろ)
コンポーザー・アレンジャー。国立音楽大学楽理科卒業。在学中はエリック・サティ、ジョン・ケージ、アメリカ実験音楽を研究。
父は栃木県民の歌の作曲で知られるクラシック作曲家の川島博。母はピアノ講師、妹の心美音(こみん)はピアニストの音楽一家で育つ。

古代祐三氏にその才能を見い出され、株式会社エインシャント入社。「GG忍2」「Zork1」「ベア・ナックル2,3」
「アイオブザビホルダー」「バトルバ」「家庭教師ヒットマンREBORN!」他数多くのゲームミュージックを手がける。

「ベア・ナックル2,3」は当時としては異例のアンダーグラウンドジャンルであるクラブミュージックを意欲的に盛り込み、実験的かつ
攻撃的なサウンドをゲーム音楽で実現する。その先鋭的なアプローチは全世界のゲームユーザーに衝撃を与えた。
「ベアナックル2」の'Expander'はヒップホップユニットDie Antwoordにサンプリング(corwiteとして)され、
'Happy go sucky fucky'としてハリウッド映画'CHAPPY(2015)'にて使用される。
エインシャントから独立後も「ベアナックルシリーズ」の川島サウンドのファンである米necrosoft社のBrandon Sheffield氏から
要請を受け、2013年に「Oh,Deer!」のメインコンポーザーに抜擢された。

アーティストとしてはテクノ、エレクトロミュージックを中心に展開しておりJ-waveパーソナリティnona氏をボーカルに迎え
「Fuschia」を結成。コロンビアレコードよりアルバム「Fuschia」をリリース。ラテンのエッセンスとクラブミュージックを
高い次元で融合させている。
Kei Kohara氏とのディズニーダンスミュージックカバーアルバム「My Favorite Princess」ではitunesダンスミュージックチャート一位。

Kylie&Kashii名義によるAira Mitsuki楽曲提供他、J-POPアーティスト・アニソン・TVCM・ゲーム音楽を多数手がけており、
常に先鋭的なアイデアに基づいた作品群は活動初期から現在まで国内外から高い支持を受けている。

「ベア・ナックル(Streets of rage)」シリーズのサウンドがゲームミュージックの枠を超え、これまでにFlying Lotus、Rusty、
Oneohtrix point neverを始めとする多くの世界中の著名なクラブミュージックのアーティスト達に大きな影響を与え、
未だに長く支持を受けている背景から、古代祐三氏と共にRed Bull Music Academy主催のワールドツアーを2017年秋から実施。
ロサンゼルス、東京、ロンドン、パリ、バルセロナ、トレノ、ストックホルムの7大都市で好評を博した。
2017年8月にはRed Bull Studioでのライブ収録・Red Bull Radioスペシャルインタビューも執り行われている。

後進の育成にも力を注いでおり、数多くのアーティスト、ゲームコンポーザー、音楽作家、トラックメイカーを輩出。
メソッド的な手引きではなく、さまざまな音楽ジャンルの制作経験に基づく知見から問題点に対する解決法やマインドを
提示し、実際に再現して見せるコンサル的なレッスンは常に好評を博し、大手専門学校・音大での人気講師としての一面も併せ持つ。

中学・高等学校音楽教諭1種免許取得。JSPA(日本シンセサイザープログラマー協会)会員。

メディア掲載

【MUTEK.JP 2019レポート】レトロゲームサウンドを爆音で聴く。Yuzo Koshiro & Motohiro Kawashimaによる”ゲーム・レイヴ”

『DIGGIN' IN THE CARTS 電子遊戯音楽祭』(2017年11月17日@恵比寿LIQUIDROOM)

Redbull Music Academy Interview:Motohiro Kawashima

Why The Streets Of Rage 3 Composer Was The Only Musician For Oh, Deer!